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【大学入試改革】「読解力」を武器にする!
- 06_受験関連,新テスト
2020年に向けての大学入試改革については、関心の高いことかと思います。
1月23日、教育開発出版社さんによる、「大学入試共通テスト研究セミナー」に行ってきました。
プレテストの精緻な分析から得られた、新テストの傾向と対策についてのお話をお伺いしました。
端的に言うと、「読解力」がキーになる、ということでした。
知識以上に、量の多い資料から情報を読み取り、それを分析していく能力が問われる。
そのために必要であり、鍛えるべき能力は「読解力」、
すなわち「長文を集中して読み込み、内容を把握する力」である、と。
実は、しっかり読むことさえ出来れば、これまでのテストより格段に簡単になっている問題もあるのです。
正直、難関国公立の二次対策をしている学生にとっては、さほど怖くないのでは、と感じました。
しかし、講師の先生とお話しさせて頂いて、唸らされたのは、
「偏差値65から70くらいの生徒が軒並み点数を落としている」ということでした。
現行テストに慣れて、それで良い点を取れている生徒が、
だからこそ、一問一答形式ではない文章の読み解きに四苦八苦し、
「何が問われているか」にたどり着けず、点数に結びつかない。
とはいえ、このレベルの生徒であれば、何度か似たような問題にチャレンジすることで、
点数を上げていくことは出来ると思います。
では、どのような問題が「似たような問題」なのか。
講師の先生によると「高校入試の方がこういった問題は先取りしている」そうです。
「広島や滋賀、秋田の公立高校入試にチャレンジしてみる」ことが対策になる、ということでした。
「高校入試でしょ?」というのは早計です。
プレテストを受けた高校生が困惑し、点数を落としたのは「問題の内容・レベル」ではなく
「問題の出され方」が見たことのない形式だったから、という部分は大きいはずです。
大学入試の経験者なら誰しも分かると思いますが、
初めてセンター模試(マーク式であの量の試験)を受けた時に、実力の6割も出せたら良い方でしょう。
そこから、模試や演習を重ねる中で、ようやく実力を出せるようになっていきます。
「問題形式と傾向」に慣れることで、実力を発揮できるようになろう、
新テストに対応するためには「読解力」が必要だから、従来の勉強に加えて、
「読解力」演習として公立高校入試にチャレンジしてみよう、ということです。
共明塾としても、今回のお話を踏まえた教材を用意して、
高校生と向き合っていかなければいけません。
本当に良いお話を聞かせていただきました!
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