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【母の日】「私を元気づけて!」という名のケーキを作ろう!
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SDGsアドバイザーが講師をつとめる、兵庫県の理科実験教室、キッズアース播磨町校です。

母の日の準備で、ケーキを作ることになりました。
今回作るのは「私を元気づけて」という名のケーキです。
さて、その正体は…。
では、作り方から見ていきましょう!
マスカルポーネチーズ以外は、手近にあるもので用意できるかな、と思います。
今回は、手に入れやすい「雪印北海道100 マスカルポーネ」とタカナシさんの「純生クリーム35」を使いましたが、
「マスカルポーネチーズ」については、タカナシ乳業さんのものや、イタリアからの輸入品など、様々なものが売られています。
色々使い分けてみるのも面白そうですね。
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雪印さんの|チーズ辞典 |マスカルポーネ|によると、
「マスカルポーネ」は、イタリア・ロンバルディア地方原産のフレッシュチーズ。
「フレッシュタイプ」というのは、熟成させないチーズのことで、乳に乳酸菌や酵素を加えて固めて、水分をとるという作り方をします。
「カッテージチーズ」や「モッツアレラチーズ」などもこの仲間です。
「マスカルポーネ」は、生クリームに熱を加え、クエン酸または酢酸を加えて固め、布切れで濾過し水分を除き、型に詰めて作るそうです。
【作り方】
①まずはビスケットをコーヒーにひたします。
ビスケット 6枚…と言いながら、写真では12枚使っていますが、これをお皿に並べます。
お湯を沸かして、インスタントコーヒー(小さじ2)を、お湯(大さじ3)で溶かし、
マスカルポーネに添付されているエスプレッソソース(1袋)と混ぜ、少量で濃い目のコーヒーを作り、並べたビスケットにかけます。

②ビスケットを湿らせている間に、チーズクリームを作っていきましょう!
生クリーム(100ml)に、砂糖(大さじ2)を混ぜ、空気を含ませて泡立てていきます。
生クリームがしっかり泡立ったら、マスカルポーネチーズ(1個)を加えて、混ぜ合わせます。



本格的に作る場合は、ここで卵黄を加え、黄色いソースにするのですが、今回は簡単に、白いクリームのままにしています。
③ここまで出来たら、あとは仕上げだけです。
濃いめのコーヒーに浸しておいたビスケットの上に、
泡立てた生クリームとマスカルポーネチーズをあわせたクリームを載せて、
さらにビスケット、クリームの順に重ねていきます。


④では、仕上げていきましょう。
クリームの上から、ココアパウダーをかけます。

もう分かりましたね。
「私を元気づけて!」は「ティラミス」のことでした。
これを冷蔵庫で1時間冷やして馴染ませ、彩りにプレーンのビスケットと木の実をあしらって完成です!

昔、お菓子屋さんで買ったケーキの器に盛りつけました。
(これだと何のケーキか分かりにくいですが)
さて、「ティラミス」の語源は「Tirami su!」
Tira = cheer / mi = me / su = up
つまり、私(me)を元気づけて(cheer up!)という意味になります。
「ティラ・ミス」ではなく「ティラミ・ス」と区切るみたいですね。
「母の日」に相応しいお菓子が出来たのではないでしょうか。
【アレンジレシピ】
では、ティラミスをアレンジしていきましょう!
今回、参考にしたのは、当サイトではおなじみのこちら。
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あんびるやすこ先生の「ルルとララ」シリーズ!
この中に、「どうしてもコーヒーが苦手な時」として、ビスケットをコーヒー以外にひたすレシピがありました。
今回は特別に、
レモンとハチミツに浸した「レモン風味のティラミス」、
ココアに浸した「チョコ三昧ティラミス」も作りました。
あんびる先生の本では、イチゴをつぶして作る「イチゴ風味のティラミス」も紹介されていましたよ。
本来のティラミスは、コーヒーの香りがとても美味しいケーキですが、これなら、コーヒーが苦手でも、十分に美味しく頂けますね。
【食べてみよう!】


では、さっそく頂いてみましょう。
ビスケット生地が、柔らかくなって、スッとスプーンが通ります。
柔らかいビスケット生地がまとう、コーヒーの香りとほろ苦さを、マスカルポーネチーズのソースが柔らかく包んで、バランスがとても良い。
他の味付けも、それぞれ個性的で美味しいですね。
いずれも美味しく頂きました。
ティラミス - Wikipediaによると、ティラミスは1970年代に、イタリアのヴェネト州トレヴィーゾのレストラン「レ・ベッケリエ」で創作されたそうです。
作ってみて思いましたが、これっていわば、マスカルポーネチーズを使った「生チーズケーキ」なのでは、と。
そう思うと、アレンジの仕方も含めて、少し世界が広がる気がします。
「ティラミス」づくりは、思った以上に簡単で(もちろん、本格的に作るとなると違ってくるでしょうが)、楽しく美味しく頂くことが出来ました。
材料も手軽に手に入りますし、いろんなアレンジで作ってみてはいかがでしょうか。
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