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【自然観察】絶滅危惧種「ハマボウ」の観察会
- 01_自然観察,03_自由研究
SDGsアドバイザーが講師をつとめる、兵庫県の理科実験教室、キッズアース播磨町校です。
「ハマボウ」という植物があります。
地元のボランティア団体「浜手ボランテ30」さん主催で、この花の観察会があるというので、参加してきました。
しばらく前から、加古川の神戸製鋼沿いに黄色いきれいな花が咲いているなと思っていたのですが、今回はじめて名前を知りました。
(左右は森田撮影「ハマボウ」「ムクゲ」/真中のみ Prenn, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons「ハイビスカス(ハワイ州花)」)
今回のイベントは、「浜手ボランテ30」さんの主催でしたが、とてもよく晴れて、日差しも厳しい中、解説頂いただけでなく、ハマボウの種に加えて、お菓子やお茶まで頂きました。
【ハマボウ】
しばらく前から、加古川の神戸製鋼沿いに黄色いきれいな花が咲いているなと思っていたのですが、今回はじめて名前を知りました。
ハマボウは、アオイ科の植物で、ハイビスカスの仲間なのだそうです。
ハワイの州花でもある、ハイビスカス(黄色)、同じくアオイ科のムクゲと比べてみましょう。
並べると、確かに似ている気がします。
ハマボウは、海水や塩分に強く、河口や岸辺付近に生え、種が海を漂って分布を増やすこともあるそうですが、河川の改修や、海の埋め立てなどで群落が減少しており、絶滅危惧種にしている府県も20近くになるそうです。
なお、兵庫県では、絶滅危惧I類に指定されているそうです。
そう考えると貴重な風景を目にしていることになりますね。
しかし、「浜手ボランテ30」のメンバーさんの説明によると、ここの景色は、植えられていたものが、だんだんと自生するようになってきたのでは、ということでした。
大阪では絶滅したそうですが、さて、そうなると、例えば、この種を持って行って増やしたらどうなるのか、という話になります。
本来の自然群生ではないので、大阪で絶滅ではなくなる、ということではないはずですが、ここの群生も自然ではなく植えられたものなのだとしたら、その種がどこのものなのか、どこまで自然に増えれば自然群生とよべるようになるのか、そういう問題に突き当たります。
この辺りをしっかり調べられれば、立派な自由研究になりそうですね。
【水路の生き物たち】
今回の会場となった、加古川の 神戸製鋼前の水路には、動植物も多く、特に鳥類はよく目にしますし、以前散歩した時は、蛇の抜け殻を手に入れたこともあります。トンボやチョウなども多く見ることが出来ます。
また、ヌートリアが散歩しているのを車窓から見たこともあります。
とは言え、ここは産業道路になっているため、なかなか車から降りて歩く機会もなく、貴重な体験をさせて頂きました。
なお、近くの水路で、ホタルの観察会なども 「浜手ボランテ30」さんの主催でされていたりしたこともあったのですが、今年は、海水が入ってしまったみたいで、ホタルを見ることが出来なかったというお話でした。
【浜手ボランテ30】
今回のイベントは、「浜手ボランテ30」さんの主催でしたが、とてもよく晴れて、日差しも厳しい中、解説頂いただけでなく、ハマボウの種に加えて、お菓子やお茶まで頂きました。
車の窓から眺めるだけでなく、ゆっくり歩きながら観察すると、いつもとは違うものが見えてきます。
本当に良い機会を頂きました。
関係者の皆さん、ありがとうございました。
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