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【自由研究】夏の空とペルセウス座流星群
- 01_自然観察,03_自由研究,10_動画
兵庫県の理科実験教室、キッズアース播磨町校です。
今年の夏の夜空は、自由研究にとても良い月回りになっていました…が。
空を使った自由研究についてお話します。
【夕焼けの写真を撮ろう!】
夜空の話に入る前に、夕焼けのお話をしましょう。
夕焼けは、日の入りの前後に見られます。
まずは、
で、夏の日の入り時刻を調べてみましょう。
兵庫県の場合、7/20で19:10、7/31で19:03、8/10で18:53となっています。
この表を使って、自分なりに日の入りの時刻をまとめてみましょう。
例えば、グラフにすると分かりやすいと思います。
そして、夕焼けの写真を撮って、良かった写真を貼りましょう。
日の入りの写真が撮れれば、なお良いですね。
毎日写真を撮れるのがベストですけれど、夕焼けの写真は撮れる時間が限られていますし、
夕焼けが見られない日もあるので(それはそれで写真で記録しておくと良いのですが)、
綺麗だった時、くらいの気持ちで良いと思います。
同じ日でも、時間によって違う夕焼けが見られますので、まとめる時に、上手に並べると良いでしょう。
大事なのは撮影の日付と時刻をちゃんと書くこと。
写真を撮れば、自動的に撮影の日時がデータとして残るので、それを参考にしてください。
この表を作るだけで立派な自由研究になります。
【お月様を観察しよう!】
では、月の出/月の入り、も調べることが出来ます。
この右端に、「月齢」とありますが、これが、月の形を表しています。
0から30まで増えていって、30を超えると0に戻ります。
3だったら三日月、15だったら満月、0なら新月(月は出ない)です。
簡単な表にするとこんな感じです。
(わざと途中までにしてあります。)
さぁ、何か決まりを見つけることが出来たでしょうか?
上の表は8月のデータですが、7月に撮った写真を見てもらいましょう。
7/13,19,23に撮影しています。
下の写真は7/24,25に撮影しました。
もちろん、毎日晴れているわけではないので、全部を撮るのは難しいかもしれませんが、
撮れるタイミングで写真を撮っておいて、自由研究に使う、ということは出来ると思います。
月の出入り、日の出入り、両方をまとめて表にしても面白そうですね。
【ペルセウス座流星群】
実は、今年のペルセウス座流星群は、月の出入りのタイミングの関係で、よく見られるのでは、と言われていました。
しかし、残念ながら、天気が観察に適していないようです。
国立天文台さんの簡単なレクチャー動画がありますので、
ペルセウス座流星群について学びましょう。
○○流星群、と言われるものは、毎年、同じ季節に見ることが出来ます。
これは、地球が太陽の周りを回る中で、同じ季節に同じあたりを通るため、
チリの多い場所を通るタイミングが毎年同じになるから、と言えます。
今年、良く見える、と言われる理由については、下記の記事が詳しいのですが…
有料記事ですので、図書館などで、8月8日付の新聞を探して、記事を参照してください。
実際に流れ星の写真を撮るのは大変ですので、1時間くらい観察して、15分ごとに何個見えたか、を記録するのが良いと思います。
また、この地域からの観察には適さない天気でしたが、国立天文台さんは、ハワイのマウナケア天文台と連携しており、
こちらでは12日にライブ配信を行っていたので、これを見るという方法もあります。
(ライブではなくなっていますが、見ることは可能です)
【自由研究のヒント】
今回は、空の観察に基づいた由研究について紹介しました。
自分なりの工夫もしながら、まとめていくと楽しいと思います。
せっかくやるからには、楽しみながら出来るのが一番だと思います。
自分で作った工作、自分の撮った写真を提出するだけでも良いですが、
あわせて、図や絵や表を使って「整理する」「まとめる」「自分の意見を書く」という形にすると、より良い自由研究になるでしょう。
楽しみながら仕上げれば、見ている方も楽しい気分になれる、そんな自由研究が出来ると思います。
頑張ってチャレンジしてみてください!
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