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【大学入試】2021年度大学入学共通テスト[英語/リーディング]
- 06_受験関連,新テスト,英語,08_東京大学
兵庫県の理科実験教室、キッズアース播磨町校です。
東大卒講師が勉強のノウハウを楽しく教える、播磨町の共明塾です。神戸、加古川、明石、高砂からも是非お越しください。
2021年の大学入試共通テスト(旧センター試験)は、大切な学習時期がコロナと重なり、
試験当日を迎えて一部には緊急事態宣言も発令され、受験生の負担が大きいものとなりました。
受験生の皆さんには、こうなることが分かっていながら、
試験時期をずらすなどの処置もとらず無策だった、文部科学大臣を恨む資格は十分にあります。
(こうなることが分かってなかったのだとしたら、職務怠慢なだけでなく、ただの無能です。)
是非、こういう政治を変えていく原動力たる世代になっていって頂きたいと思います。
閑話休題(それはさておき)。
2021年度大学入学共通テスト[英語/リーディング]を見ていきましょう。
【センターからの変更点】
センター試験から大きく変わったのは、冒頭の単語と文法の問題が無くなったこと。
そして、150点満点だったのが100点満点となったことです。
(代わりに、リスニングが50点満点から100点満点になりました。)
このあたりは、受験案内に明記されていた通りです。
その結果、全てがいわゆる長文問題になっています。
大問で言うと6問なのですが、大問中のAとBでは全く違う文章になるので、実質は長文問題が10問です。
時間は80分なので、1問にかけられる時間は8分程度。
話題も次々に変わるため、読むスピードと集中力が要求されます。
では、それぞれどんな話題か見てみましょう。
【各問題の内容】
旧試験の時にあった、図表からの読み取りなどの難しい問題が無くなった一方で、
文章で書かれている絵を選択する問題などの簡単な問題も無くなっています。
まさに、名前の通り「リーディング」の試験でした。
また、旧試験の長文の場合、小問1問が1つの段落に対応している場合が多かったので、
小問の内容を見て、1つの段落を読みながら解く、という手法が使えていたのですが、
今回の試験では、全体を読まないと解けない問題が多いのも特長です。
正直、私自身も、このやり方で解くのに慣れているので、今回の試験は、少ししんどく感じました。
ただし、大問6のAなどは、文章を整理した図が描かれており、
最初から図の中に「答え」近くの単語が書かれているので、
これをヒントに探す、という方法も使えました。
しかし、これはラッキー問題で例外的と考えた方が良いでしょう。
【これからの対策】
実際に解いてみると、素直な問題が多く、「問題のレベル」としては簡単だと言えるでしょう。
しかし、限られた時間の中で、この「量」を読むのは、かなり大変だと思います。
ちなみに、私も時間を計って解き、時間はギリギリでしたが、満点を取ることが出来ました。
旧テストの時は、文法問題や並び替えの問題で(ケアレスミスも含めて)落としてしまうことが多く、
正直満点を取るのはかなり難しかったのですが、このパターンなら満点は難しくないと感じます。
今回の試験を踏まえれば、今後の受験生については、文法にこだわるよりも、多彩なパターンの英文を多読する、という学習スタイルが正解です。
また、リスニングは解いていませんが、こちらも同じだけのウェイトがあるので、多読だけでなく多聴も必要となってくるでしょう。
もちろん、単語力の強化も大事ですし、文法や構文は、英作文において大切です。
共明塾では、以前から、リーディングについて、文法よりも英語を英語のままで読むことに重点をおいて指導してきました。
国語もそうですが、文章をたくさん読むことは、そのまま力になります。
とにかく、英語をたくさん読んで聴くこと。英語を楽しむこと。
これが、そのまま試験対策に繋がります。
Let's enjoy English!
勉強を楽しみましょう!
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