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【理科実験教室】どろ水をきれいに!
- 02_実験教室,basic
兵庫県の理科実験教室、キッズアース播磨町校です。
日本は水資源の豊かな国です。
理科実験教室ベーシッククラス10月1回目の授業は「どろ水をきれいに!」
実験装置を作って「濾過(ろか)」を体験してみましょう。
【あみの目の大きさで違いはあるのかな?】
ペットボトルを切って、口のところに様々なサイズの「あみ」を取り付けます。
目の大きなあみ、目の小さなあみ、脱脂綿、不織布、コーヒーフィルターを取り付けました。
さて、上からどろ水を流すと...
左の2つはほとんど色が変わっていませんね。
脱脂綿や、不織布、コーヒーフィルターは、水が落ちるのに時間がかかりましたが、ほぼ透明になりました。
脱脂綿や、不織布、コーヒーフィルターも、目が小さな「あみ」と言えます。
目が小さな「あみ」ほど、どろを通さず、水だけを通す、ということが分かりますね。
【「濾過(ろか)タワー」を作ろう!】
実際のどろ水には、小さな木片や大きめの石なども混じっています。
最初から脱脂綿を使うと、目がそういったものでふさがれてしまい、水が出て来なくなるかもしれません。
こういったものは、目の大きな「あみ」で、先に取り除いてあげると良いですね。
先程のペットボトルを、目の大きなあみを上にして積み重ねて、タワーにしましょう。
上から流したどろ水が、このタワーを通ると...
ほぼ透明になりました!
綺麗に見えますが、もちろんこのままでは飲むことは出来ません。
飲むためには、殺菌や滅菌の処理、また蒸留などを行う必要があります。
そのことについても考えてみましょう。
【浄水場の仕組みを考える】
日本は水資源の豊かな国です。
しかし、例えば雨水をそのまま飲む、というわけにはいきません。
水道の蛇口をひねれば、当たり前のように水が出てきますが、これはきちんと「浄水場」で処理された水なのです。
兵庫県明石市の「水道水のできるまで」から図像を引用させて頂きましょう。
ゴミを取り除いたり、沈殿させたりし、消毒したものを「濾過(ろか)」して配水池に送っていることが分かります。
もとの水の取り方に差はありますが、大きな仕組みに違いはありません。
何気なく使っている水も、私たちのところに届くまでには、様々な手がかかっていることがわかりますね。
もったいない使い方はしないようにしなければいけません。
- 雨水,水,濾過
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