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【植物学の日】雑草という名の植物はない
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4月24日は、「日本の植物学の父」牧野富太郎博士の誕生日であることを記念し、「植物学の日」となっています。
生涯にわたり、植物を収集し、標本を作り、絵を描き、分類し、命名し、本を書き、日本の植物学を育て上げた牧野先生は、近代日本の偉人の一人です。
先日、上野千鶴子先生が、東京大学入学式祝辞の中で、
「東京大学は変化と多様性に拓かれた大学です。
わたしのような者を採用し、この場に立たせたことがその証です。
東大には、在日韓国人教授姜尚中さんも、高卒の教授安藤忠雄さんもいました。また盲ろう二重の障害者である教授福島智さんもいらっしゃいます。」
と述べられましたが、牧野先生は、小学校中退。
でありながら、「東京帝国大学になくてはならない人物」として、20年以上も講師として(助手時代も含めれば40年以上も)後進の指導に当たられたという逸話をお持ちです。
今回の題名「雑草という名の植物はない。」は牧野先生のお言葉。
「学ぶ」ということの本当の意味を教えてくれる一言だと思います。
さて、兵庫県神戸市には、牧野先生ゆかりの地があります。
それが、会下山公園(えげやまこうえん)にあった「池長植物研究所」。
神戸市のページ(こちら)にも紹介されています。
今は公園内に碑が残るばかりですが、牧野先生が、フラワーセンターや淡路景観園芸学校、奇跡の星の植物館 等、様々な植物関係の施設を持つ兵庫県とご縁があった、というのも何か嬉しい気がします。
※アイキャッチ画像は神戸市サイトより
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