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【自由研究】近所の神社仏閣で自由研究!?

    03_自由研究,社会
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夏休み、お寺や神社に行くこともあるかと思います。
せっかくですので、この体験を自由研究にしてみませんか。


【神さまと仏さま】


大きく分けると、日本には「お寺」と「神社」があります。
(キリスト教の「教会」などについてはあとでお話します。)

簡単に言うと、「お寺」には、お坊さんがいて、仏像が置かれています。
つまり仏さまがいらっしゃるわけです。

「なむあみだぶつ」とか「なむみょうほうれんげきょう」とか唱えるのは、お寺になります。
また、「しんごん」と言って、仏さまによびかける言葉が書かれていることもあります。

  

一方、「神社」には、神主さんがいて、神さまがいらっしゃいます。

「二礼二拍手一礼」と言って、二回おじぎをして、二回手をたたき、最後にもう一度おじぎをする、ということをしたことがあると思います。
これは、神社での作法です。

また、「鳥居」があるのも神社の特徴ですね。

  


いつも行っているお寺や神社、旅先で訪れるお寺や神社に、
どんな仏さまがいらっしゃるのか、どんな神さまがいらっしゃるのか、調べてみましょう。

あまり見ないかもしれませんが、「由来」が書いてある札が置いてあることも多いですので、
そこを読めば、どんな神さま、仏さまがいらっしゃるのか分かります。

 


また、同じ仏さまや神さまをおまつりしている、お寺や神社はどこにあるのかを調べてみると、面白い自由研究になりますよ。

調べてみれば、神社なら「住吉神社」や「八幡神社」「天満宮」などの名前がついている神社がたくさんあることに気付くと思います。
お寺の場合は、「~宗」の部分や、「○○山」の部分に注目して、検索して見ると良いでしょう。

もちろん、神社の方、お寺の方に、
「同じ仏さま(神さま)をおまつりしているお寺(神社)は、ここの他にもありますか?」
と聞いてみるのも、良い経験だと思います。



【「七福神めぐり」と「霊場(れいじょう)めぐり」】


さて、せっかくなので、もう少し神社仏閣で自由研究を、という方には、近隣の「七福神めぐり」などいかがでしょうか。
「七福神」は、恵比寿さま、大黒天さま、福禄寿さま、毘沙門天さま、布袋さま、寿老人さま、弁才天さま、のことです。
この神様仏様をおまつりした神社仏閣をめぐる、というもので、分かりやすく言えば、一種のスタンプラリーのようなもの。

私も東京に住んでいた時、品川を中心とした「東海七福神めぐり」をしたことがあります。

 

「イベント」として行われている場合、季節が限られていることもありますが、
自由研究であれば、実際に行って写真を撮って、七福神の由来について調べる、という形で十分でしょう。

近隣に七福神めぐりをしているところがあれば、楽しみながらめぐってみるのも面白いと思います。



「霊場(れいじょう)めぐり」は、名前だけ聞くと怖そうですが(笑)、
「霊験(れいげん)あらたかな場所」という意味で、いわば「パワースポット」です。


一番有名なのは「四国八十八箇所」でしょう。

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「関西花の寺二十五霊場」なんて、花めぐりの「霊場」もあり、加古川の鶴林寺もこの一つになっています。
調べてみると、様々な「霊場」があることが分かります。

全部回るとなると大変ですが、近隣のお寺さんがどんな「霊場」なのか調べて
(書いてあったり、のぼりが上がっていたりします。)
他にどんなお寺さんがあるのか調べて、地図に書いたりしてみると、分かりやすくまとめられますね。

「花の寺」などはパンフレットもありますから、それを参考に、
どこにあって、どんな花が見られて、いつ頃が見ごろで、までまとめてみてはいかがでしょうか。


お寺によっては、「御朱印(ごしゅいん)」という、ありがたいスタンプみたいなものを頂ける場合もあります。
(「御朱印帳(ごしゅいんちょう)」という、「御朱印(ごしゅいん)」を集めるためのノートも売っていたりします。)
いくつか集めてみても面白いですよ。


【様々な神さま】


キリスト教やイスラム教は、一神教とよばれ、「神さま」とよばれる存在は、ただ1つです。
ですから、まつられている神さまを調べたり、ということは出来ません。

 
(ミュンヘンを訪れた 当時のローマ教皇 / イェルサレム:森田孝撮影)

でも、「教会」が出来て、今に至るまでには、それぞれの歴史があるはずです。
「教会」の中には、第二次世界大戦よりも前からあるものもあります。

そんなお話、歴史を、まとめてみるのも、立派な自由研究です。

また、「ミッション系」と言われる学校はキリスト教の学校ですので、
学校の歴史そのものを調べてみる、というのも、良い体験ではないでしょうか。


一方で、インドの神さまなどは、とてもたくさんいらっしゃいます。
中には、日本の「仏さま」の仲間入りをしている神さまもいらっしゃいます。

そういった神さま、仏さまを調べてみるのも面白いですね。


例えば、「大黒天さま」は、日本では「大国主命(オオクニヌシノミコト)」と一緒になって
大きな袋を持った神さまになっていますが、元はインドの「シヴァ神」という神様です。

太宰府にある平安時代の「大黒天さま」は、この「シヴァ神」の面影を濃く残していると言われています。
また、「迦楼羅」とよばれる仏像は、「ガルーダ」から来ていると言われています。





また、星空を見ながら、ギリシア・ローマ神話を学ぶのも良いと思います。

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どんな国にも「神話」とよぶべき国づくりの物語があります。

北欧神話や中国の神話など、調べてまとめてみるのも、面白いと思います。



【自由研究のヒント】


今回、「神さま」と「仏さま」について調べる自由研究を紹介しました。
難しそうなテーマですが、近所の神社仏閣を舞台に深掘りすれば、
郷土史の話にもつながる、面白いお話が出てくるかもしれません。

少し遠出して、有名な神社やお寺にお伺いする良い機会かもしれません。
せっかくやるからには、楽しみながら出来るのが一番だと思います。

自由研究として仕上げるために、しっかり写真を撮っておきましょう。

そして、調べたことを、図や絵や表を使って「整理する」「まとめる」「自分の意見を書く」という形にすると良いでしょう。
楽しみながら仕上げれば、見ている方も楽しい気分になれる、そんな自由研究が出来ると思います。

頑張ってチャレンジしてみてください!


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