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【新恐竜発見!】淡路島から「人と自然の博物館」へ
- 01_自然観察,05_見学・おでかけ,理科
兵庫県の理科実験教室、キッズアース播磨町校です。
神戸新聞さんによる詳しい記事はこちら。
但馬地域では、玄武洞ミュージアムで、ティラノサウルスの化石を見ることが出来ます。
兵庫県洲本市で2004年に発見されていた化石が、新種の恐竜のものであることが分かり、「ヤマトサウルス・イザナギイ」と命名されました。
兵庫県では、近年恐竜が多く発見され、恐竜を見ることが出来る博物館もいくつかありますので、ご紹介していきましょう。
【新種発見のニュース!】
まずは、サンテレビさんのニュースから。
「ムカワリュウ」→「カムイサウルス」の時も思いましたが、恐竜化石が発見されても、それが新種と認められ、名前が発表されるまでには、研究上の様々な苦労があるのだな、と。
発見されたのは2004年とのことですから、今回2021年の発表までに、17年もの月日がかかっています。
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神戸新聞さんによる詳しい記事はこちら。
→ 淡路島で発見の恐竜化石 新種の植物食恐竜と判明|総合|神戸新聞NEXT (kobe-np.co.jp)
発見された恐竜は、ハドロサウルス類の中でも原始型で、二足歩行していたことが推定されるそうです。
発見された恐竜は、ハドロサウルス類の中でも原始型で、二足歩行していたことが推定されるそうです。
二足歩行から四足歩行に「進化」したことでハドロサウルス類は繫栄したのかも、という小林先生の解説も面白いですね。
ちなみに、小林先生が北海道で研究された「ムカワ竜」こと「カムイサウルス・ジャポニクス」もハドロサウルス類の恐竜です。
新種の名前である「ヤマトサウルス・イザナギイ」は、「国生み神話」の舞台でもあり、日本遺産に認定されている「伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)」もある、淡路島にちなんだもの。
ちなみに、小林先生が北海道で研究された「ムカワ竜」こと「カムイサウルス・ジャポニクス」もハドロサウルス類の恐竜です。
新種の名前である「ヤマトサウルス・イザナギイ」は、「国生み神話」の舞台でもあり、日本遺産に認定されている「伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)」もある、淡路島にちなんだもの。
【兵庫県立人と自然の博物館】
さて、この新種「ヤマトサウルス・イザナギイ」の化石は、2021年5月12日~7月11日の日程で、兵庫県立人と自然の博物館にて展示されます。
今回の発表でも兵庫県立人と自然の博物館の先生方が関わっていましたが、この博物館の先生方は、兵庫県立大学自然・環境科学研究所の教員を兼務していて、研究活動に加え、資料の収集や収蔵管理、生涯学習などの活動をされています。
オープン当初は、丹波竜のクリーニング作業もしていて、井戸知事が見学されるニュースが流れていたのも覚えています。
また、丹波竜が発見された篠山層群では、世界最小の卵卵化石も発見されており、この展示もこの博物館で行われています。
新型コロナウィルスの関係で、展示日程の変更があるかもしれませんが、機会があれば実際に目にしてみたいですね。
【兵庫県で見られる恐竜たち】
兵庫県で恐竜化石を見られる施設は、上記「人と自然の博物館」だけではありません。
「丹波竜化石工房ちーたんの館」(丹波市)、「太古の生き物館」(丹波篠山市)を中心に「川代公園」「元気村かみくげ」「丹波竜化石発見現場」などが含まれています。
また、恐竜化石が見られる博物館としては、姫路科学館もあります。
玄武洞は「玄武岩」の由来ともなった洞窟で、美しい柱状節理を見ることが出来ます。
ちなみに、玄武洞を作った火山活動があったのは160万年前とされています。
丹波竜が発見された篠山層群は1億4,000万年前~1億2,000万年前の地層で、今回のヤマトサウルス・イザナギイが発見された地層が7200万年前。
恐竜の絶滅が6600万年前と言われていますから、そこから比べると比較的「最近」ですね(笑)
とは言え、まだ日本には人類の祖先も到達していなかったと思われます。
緊急事態宣言が出ていなければ、5月の連休でこちらにお伺いするつもりだったのですが…
兵庫県には、様々な魅力ある博物館がたくさんあります。
今後も、少しずつでも紹介していけたらと思っています。
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