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【ハリマミーツ】より良い街をつくるには
- 05_見学・おでかけ,社会
兵庫県の理科実験教室、キッズアース播磨町校です。サイエンスショーや、Youtubeでの「1分間実験動画」配信なども行っています。お気軽にお問合せください。
東大卒講師が勉強のノウハウを楽しく教える、播磨町の共明塾です。
神戸、加古川、明石、高砂からも是非お越しください。
今回はキッズアース播磨町校がある「播磨町」の街づくりについてのお話です。
私個人としても、播磨町の様々なイベントや取り組みには積極的に参加するようにしていますが、自治会も含めて、本当にいろいろな団体が、自分たちが住みよいまちになるように、努力を重ねられています。
【ハリマミーツ】
4月17日に播磨町企画グループが主催する「ハリマミーツ」というイベントに参加してきました。
これは、「播磨ゆめづくり塾」や「住民協同推進事業」など、2020年度に播磨町と協力して街づくりをしてきた団体による報告を行い、それぞれの団体の交流を深めようというイベントです。
「播磨ゆめづくり塾」の歴史は古く、共明塾の塾長である森田孝も、選考委員として関わっていたこともあります。
しかし、播磨町に対して報告書を出しても、このような一堂に会しての報告が行われたことはなかったとのこと。
私自身は「播磨ゆめづくり塾」にも「住民協同推進事業」にも参画していませんが、一般の参加も出来るということで参加してきました。
【どんな街をつくりたいのか?~播磨ゆめづくり塾】
まちづくり、地域づくり団体の目指すものは、それぞれの団体の目的によって違います。
トップバッターに立った「ほけんしつプロジェクト塾」さんは、「なんだかモヤっとするときにふらっと立ち寄れる場所」を播磨町につくろう、というコンセプトで活動されてきた団体。
昨年、「こねくとらいん」でお世話になった市川さんが代表を務められています。
コロナ禍の中での活動は(どの団体さんも)大変だったでしょうが、昨年度「タッチケア講座」や「日々の中でつかえる陰陽五行講座」を開講されて、播磨町福祉会館も利用しながら、気軽に集まれる場所づくりをされてきたとのこと。
さらに、集まっている人たちの中から「何もなくても気軽に立ち寄れて、そこに集まる人々との出会いや交流の中で生まれる『チャレンジ』を応援できるような役割」「『自分らしく過ごせる居場所』を作る活動にしていこう」という意見も出て、今後も「 まちの居場所「はりまぁる」」として活動されていくそうです。
次は現役大学生が代表を務めていた「マチで暮らそう。はりまで育ち塾」。
代表が新社会人になったばかりとのことで、ビデオレター形式の発表でした。
若い世代が播磨町から出て行ってしまうことを問題意識として、「一緒に育ちたくなる町へ」をコンセプトに、海外のボードゲームを使って多世代間のコミュニケーションを図る活動をしてこられたそうです。
あわせて「播磨町写真展」のオンライン開催についても報告がありました。
「#まちはり」のタグで集められた播磨町の写真を集めて、Web上でもリアルでも展示するという試みで、これも面白い取り組みだと思います。
一方で、似たような時期に播磨町立郷土資料館さんが【播磨町文化遺産写真ラリー】をやっていましたし、町として「播磨町いいとこ写真」の募集なども行われているので、これらともコラボ出来たら面白かったろうにな、と感じました。
また、公式サイトにアクセスできなくなってしまっているため、活動の軌跡を見ることが出来ないのが残念。
代表も、活動しているメンバーもまだお若いようなので、これからもいろいろと視野を広げながら頑張って欲しいなと思います。
【私たちに何ができるのか?~住民協働推進事業】
ここからは住民協働推進事業の団体。
「チームW(ウェスト)研修センター」さんは、文字による対話支援のサポーター、システム作りを進められていて、この日の発表が文字おこしされ、画面で表示されているのも、この一例とのことでした。
音声認識ですべてを自動で文字表示する方法だけでなく、PC入力ー表示をネットワーク化して協力できる体制(今回の入力も千葉県の方がしている、というような話がありました)、語られている内容をポイントテイクとして、まとめた上で表記していくという方法、といった手法の紹介がありました。
「Harima public life」さんは、「身近な日常を楽しむ」をテーマに、町内の公共空間活用の取り組みを考え実践していく団体。
公園に椅子を置いて自由に語り合う「チェアリング」や、川べりに簡易的な机を設置して楽しむ「クランピング」、公園を利用してのスラックラインや映画の野外上映会など、様々な活動を行ってこられたとのこと。
一方で、「ハリマ」を舞台にしたフリーペーパー「ニューハリマ」も展開していて、こちらの中でも先程の様々な取り組みが紹介されており、非常に面白い小冊子となっています。
見方を変えれば世界も変わる、というのを実践していらっしゃるわけですが、この元ネタとなっているのが、この本。
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ある意味本来ではゲリラ的なイベントを、町と協働で行っていくというのは斬新だと思いますし、小さな町、顔の見える町だから、迷惑にならないレベルでの気の利いたイベントが出来るのかな、と感じました。
播磨町は小さな町ですが、様々な視点から見ることで、新しい魅力を発見できるのかなと思います。
最後に登壇されたのが、「特定非営利活動法人 文化・人権・福祉サポート アエソン」さん。
「障がいのある人もない人も一緒に考え、歩む社会を目指す」ということで、障がいのある子を持つ親御さんのつながりを作ったり、ペアレントメンター養成に取り組んだりと、多様な活動に前向きに取り組んでいらっしゃいます。
代表の政本さんとは、別な会議でもご一緒しているのですが、「まちづくり」が目指すものの中に、そういった視点がなければという意識は常に持たれていて、お話をお伺いする度に、目を開かされる気がします。
【「播磨町」というまち】
私個人としても、播磨町の様々なイベントや取り組みには積極的に参加するようにしていますが、自治会も含めて、本当にいろいろな団体が、自分たちが住みよいまちになるように、努力を重ねられています。
「まちづくり」というと難しいようですが、私たち一人一人の人とのつながりや、自分にできる活動を通じて積極的に他の人と関わることそのものが、「まちづくり」につながっていくのではないでしょうか。
その意味で、小さな町、それぞれの声がお互いに届く町だから出来る「まちづくり」というのはあるのだな、と感じます。
より魅力的で楽しいと思える街になっていけば良いな、その一助が出来れば良いな、と思っています。
- 播磨,播磨町,兵庫県,東播磨
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